Vol.1 ファルコンをもらいに行ってもいいかな

　エルピナは指笛を鳴らした。ファルコンが羽ばたいて向きを変え、エルピナのほうへ戻ってきた。すっ、と左腕を差し出すとPrius RMT、ファルコンは翼を広げて勢いを止め、差し出した腕に留まった。
　鋭く力強い爪が腕を捕らえるが、分仙魔道 rmt厚い革手袋をはめているので痛くはない。それでも衝撃と重みを感じて腕がゆれてしまう。傾いたファルコンが翼をふくらPerfect Worldませてバランスを取った。
（RMTごめん、ごめん。謝るから騒がないで。お願いっ）
　エルピナの心の声が届いたのff11 rmtかどうか。ファルコンは乱れた衣服を直す紳士のように翼をたたむと、何事もなかったかのように動きを止めた。
　内心、ホッと胸をなでおろすと、自慢げに胸を張って（実は虚勢100%だが、それを悟られてはいけない）背後rmtに立つハンターのほうを振り返った。
　背後のハンターは厳しい顔つきをしていた。途端に不安がこみあげてくるが、顔には出ないように意識する。
（わたしはパーフェクトな試技を終えたばかり。もちろん心配なんかしてない。不安なんて気のせい、気のせい）
　と自分自身に暗示をかける。敵を騙くらかすには、まず自分からだ。
　背後のハンターの名はブラウン。エルピナの年の離れた兄だ。緊張を隠しながら兄の表情をうかがう。